ウサノミクス!!!

趣味についての覚書をウサギと共に

2月の読書メーター

2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2262ページ
ナイス数:280ナイス

ねないこだれだ (いやだいやだの絵本 4)ねないこだれだ (いやだいやだの絵本 4)感想
オバケが空を指差して子供を連れて行っちゃうのだけど、オバケが指差した先には、もしかしたら楽しいことがありそうにも見える。子供は最初オバケにおどろいていたけど、その最後のページでオバケになった子供はもう嫌がる様子もなくしっかりオバケと手をつないでいる。ふたりが飛ぶ夜空はよく晴れて星が五つ光ってる。オバケと子供はシルエットになっていて、もう表情はわからない。明かりがついたままの家は静まり返っている。子供がいなくなっても騒ぐ様子もない。もしかしてだけどオバケに連れて行かれたのは眠りの世界かもしれない。


読了日:2月28日 著者:せなけいこ
村上ラヂオ (新潮文庫)村上ラヂオ (新潮文庫)感想
愉快に読める本。気楽すぎて何が書いてあったのか思い出せない。ヘリウムのように軽いけど、着眼点がおもしろいし、ユーモアがあって親切な文章だと思う。長生き作家のポートレイトが年寄りになるのは、なるほどね。村上さんもおじいさんになるまで書き続けると、ウィキの写真がおじいさんになるのでしょうね。見当違いのほめ方をされると人間を損なうってのは納得。ほめられてこたえようと無理をして自分を見失うケースが少なくないそうだ。そういう点でSNSやブログのような見えない相手をほめあう文化は怖い。


読了日:2月25日 著者:村上春樹,大橋歩
「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi original (66号))「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi original (66号))感想
村上春樹生協の白石さんみたいにノージャンルの質問に親切にユーモアをまじえて答えてくれる。小説家の村上春樹とは別の人じゃないか疑惑がわくのもわかる。しかし作品についての回答は非常にシリアスなことが多い。とにかく親切です。奥さんについて、やけに詳しく書いてますけど、これホントなのかなあ?化粧をほとんどしたことがなくて影響をうけたテレビは「すちゃらか社員」でほっき貝と鮭の皮がお好きだとか?小説家と俳優が言ってることはどうも、信じがたいことがありますわ。


読了日:2月23日 著者:村上春樹
村上ラヂオ2: おおきなかぶ、むずかしいアボカド (新潮文庫)村上ラヂオ2: おおきなかぶ、むずかしいアボカド (新潮文庫)感想
軽く読めます。自分が興味ない分野でも楽しく読めるんですよねえ。読者が興味ない分野は読者の頭に入りにくいものだけど。こういう道草みたいな話は気分転換になってヨイです。日本の書店は女性作家、男性作家に分かれてる場合があり、傾向として女性は女性作家、男性は男性作家を読むのだそうです。そうでもないと思うけどどうなのかな?私は女ですが、愛読書は男性作家のほうが多いです。そして、村上春樹のファンは男女半々ぐらいで女性はきれいな人が多いそうです。やったね♪


読了日:2月21日 著者:村上春樹,大橋歩
走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)感想
「走る小説家」としてのメモワール。長編小説を生涯書き続けられる人は案外少ないが、村上春樹は、長く書き続られる自己を保つために、走ることをひとつの方法論として、知性と体力の限りを尽くして立ち向かう。 なぜ小説家に体力が必要なのか?を記したページは凄みがあるほど。ゼロからの創作とは、ひとつの狂気だと感じた。100kmマラソンやトライアスロンまで挑戦し、それらも、質の良い小説を読者に届け続けるためと思うと大変ありがたい。レース中の心象スケッチは、苦痛にも達成にも落胆にさえも恐ろしいほど客観的で、興味深く読んだ。


読了日:2月18日 著者:村上春樹
風の歌を聴け (講談社文庫)風の歌を聴け (講談社文庫)感想
最初に読んだのは10代。「ノートのまん中に一本の線を引き、左に得たもの、右に失ったものを書く」ことを当時真似した。子供だった私は、大人はこんな生活をするのだという憧れで読んだが(バーで飲むビールやドライブ、さまざまな男女関係など)30年経て再読すると、なんとも儚いことが何層にも重なった話である。死んで100年たったら忘れ去られるのが人間で、風は何も学ばない。太陽も25万年たったら消滅する。それでも読後は何か味わった感触がある。消えちゃうことがわかってても精一杯生きるのが人生で、思い出は味わえるものです。


読了日:2月11日 著者:村上春樹
象工場のハッピーエンド (新潮文庫)象工場のハッピーエンド (新潮文庫)感想
村上春樹のミニ雑文+安西水丸ミニ画集」が小さな文庫になったカワイイ本。(1983年12月出版)超短編ながらも、村上春樹らしい話満載で、(羊男とか、ビーチボーイズとか、巧妙なホラ話とかね!)中身濃く楽しめた。話ごとに書体や文字サイズが違うのでお気に入りの雑誌のスクラップ集のようなリズムを感じる。安西さんの絵はチャーミングですね。どこかいたずらっぽい。とぼけたアンディ・ウォーホールみたい。


読了日:2月10日 著者:村上春樹
Dolly*Dolly Vol.25 ワークショップでスキルアップ (お人形Mook)Dolly*Dolly Vol.25 ワークショップでスキルアップ (お人形Mook)感想
表紙のワンピースと棚と中ページを参考にしてドールハウスを作りました。とてもわかりやすく可愛らしいです。釘などを使わなくてもドールハウスっぽいものが作れて満足です。
読了日:2月10日 著者:

 


紫式部の欲望 (集英社文庫)紫式部の欲望 (集英社文庫)感想
光源氏は明石に流されたのがそんなにツライの?と思ってたけど、当時は田舎モノがバカにされること現在の比でなく、地方都市などない時代は京都以外はアウトだったようです。源氏は途中が抜けてる説があるそうで、そんな小ネタの勉強になり源氏を読み返したくなった。女は受身で控えめな態度をしつつ、実は目立ちたい、いい男にゲットされたい、頭よく見られたいけど賢しげなのはダメ、そういう矛盾に紫式部は苦しんでた説です。清少納言ってその点、突き抜けててすごかったんだなあ、だから目障りだったのでしょうけどね(笑)

 


読了日:2月9日 著者:酒井順子
ABCのおかいものABCのおかいもの感想
一ページごとの絵がとてつもなく独創的です。万人受けじゃないのに普遍的、って感じが私はするのですが、日本では絶版らしく(私はオークションで購入)ちょっとエッジがききすぎているのかもしれません。私は大好きです。男の子がA~Zの頭文字から始まる単語のプレゼントを買い集めて全部猫にあげてしまう話。NはNoodle、全身麺の麺の婦人?Wはwig,,全身カツラのカツラ人間です。わけがわからないと思いますが、とても芸術的な美しい絵です。猫にカツラをあげてどうするんだろう?


読了日:2月8日 著者:アーノルド=ローベル
ウサギの飼い方・楽しみ方ウサギの飼い方・楽しみ方感想
うさぎのしっぽの店長さんが書いた本です。飼う前に読んでおきたい飼育の基礎知識。この中から飼い主が自分で自分のウサギをよく観察しながら試行錯誤してゆくものだと思う。お写真がとてもかわいく、飼育の入門書としては大変に満足しました。ウサギは育児書以上に、本通りにはならないのであくまで参考、、、と私は思いました^^


読了日:2月8日 著者:
村上朝日堂 (新潮文庫)村上朝日堂 (新潮文庫)感想
日刊アルバイトニュースの連載コラム。文庫のあとがきが1984年。久々に読むとタイムマシンで30年前を覗いたみたいです。フリオイグレシアス!いたねぇ。各コラムに安西水丸さんのチャーミングなイラストが添えられているが、安西さんが虫が大嫌いだと知りながら、わざとしつこく虫についてのコラムを書く村上春樹氏の安西さんいじりが面白かった。この本に影響されて、数人で安西さんの故郷の千倉に旅行したことがあります。それぐらいおいしそうな話が書いてある(笑)


読了日:2月8日 著者:村上春樹,安西水丸
伝える力 (PHPビジネス新書)伝える力 (PHPビジネス新書)感想
非常に読みやすい本。読みやすすぎると感じるほどだ。。子供にわかりやすく時事問題を伝えるのは本当に難しい、納得。日銀って何?って娘にわかるように教えられないなあ。
読了日:2月6日 著者:池上彰

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